1969.4.17〜4.18 [当時の「記録」]
大学からのスピンアウトを考えていた。それしかないと思うようになっていた。この日、それを決行した。2回生の夏休み、釜が崎で拾ってもらって10日間飯場暮らしをしたことがあった。その体験が大阪に向かわせた。東大阪市の職安だったのだろうか、そこの紹介で小さな鉄工所に行って社長と面接して気に入ってもらえたのだった。そして話はとんとんと進んだ。ひとりになって不安が襲ってきた。
迷惑をかけることになったが、それ以後の日々のために超えねばならない峰だった。この時の胸中、今もわかってせつなく思う。
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