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1969.3.14 [当時の「記録」]

3月14日、1日に書いた量としてはいちばん多いかもしれない。橋本さんと映画に行った、私にとっては実にかけがえのない日のはずだった。しかし後で考えると、私の「一生懸命さ」に対するせめてのご褒美だったのかもしれないと思う。書き写しながら、あらためて橋本さんとの距離感を思わされた。ただ、この時々の体験が、メルロー・ポンティ理解につながっている。

2年後卒論として提出した「メルロー・ポンティ哲学における他者の問題」、その「第三章 われわれにとってのメルロー・ポンティ哲学と他者の問題」は、《そもそも、メルロー・ポンティ哲学において他者が問題であるがゆえに、われわれにとって他者が問題なのではなく、われわれにとって他者が問題であるがゆえに、メルロー・ポンティ哲学で他者が問題なのである。》として、「第一節 『御前他(ひと)の心が解るかい』」「第二節 私でありつつ私でない私」「第三節 根源の倫理性」と題して書いたが、橋本さん体験があっての問題設定だったことが、いま書き写しつつよくわかる。→https://oshosina.blog.ss-blog.jp/2006-03-21

今ざっと読みかえしたら、「第二章 メルロー・ポンティ哲学における他者の問題」の「第四節 〈他我〉としての他者」に橋本さん体験がそのまま記述総括されていた。→https://oshosina.blog.ss-blog.jp/2006-03-21

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